皆さん、こんにちは!
この記事では、私のNISA口座運用結果の週間報告、今週の市況と今後注意すべきこと、それらを受けての今後の投資方針をまとめます。早速見ていきましょう。
現在のNISA運用結果(2024.11.16)
現在360万円投資した結果、評価損益+502,043円で資産残高4,102,085円となっています。360万全力投資してから1年も経っていないうちにこれだけ増えていますから、株式投資のある意味での恐ろしさを感じますね。
しかし、この結果は土曜日朝に閉まった米国株式市場の結果が反映されておらず(反映されるのは来週の月曜夜9時半頃)、後で詳しく述べますがかなり下落してしまいました。
続いて、詳しい投資対象についてです。現在私がNISA口座で運用しているのは以下の2つになります。
- 「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」
- 「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
結果を見ていきましょう。
年初からオールカントリー(オルカン)に積立投資しながら、途中の3月下旬頃に成長投資枠240万円分までオルカンで一気に満額埋めました。その後、7月上旬に積立投資枠でまだ空いている分をボーナス設定でS&P500を120万円分まで一気に埋めた形です。
積立投資よりも一括投資の方がリターンが大きくなる可能性が約70%以上高いため、余剰資金を途中で一気に投入しました。おかげで積立投資に比べてリターンを大きくすることができています。
今週の値動きと市況
続いて、今週の全世界株式と全米株式の動きも見ていきましょう。
青色ラインがS&P500(米国株式)、赤色ラインがVTI(全世界株式)の1週間チャートになります。どちらも1週間でマイナス2%以上下がっています。今週は右肩下がりで推移し、さらに最終日に大きく下落しました。
しかし、今週の木曜日頃まではむしろ口座の資産残高は実は増えていました。そのカラクリが為替にあります。
このグラフはドル円の1週間チャートになります。今週は木曜日まで大きく円安に動き、一時156.5円を超えるまでになりました。円安になれば購入してある米国株式の評価額が増えるため、株式の値下がりを打ち消したわけです。いわゆる為替バリアですね。
ただし最終日は一気に円高に進んでしまったため、株式の下落と円高による評価額の減少によるダブルパンチを食らってしまいました。このダメージの数値が反映されるのが月曜日の夜なので、この日の資産残高は見るのが辛そうです。
続いて、1週間のS&P500のヒートマップを見ていきましょう。
全体的に下落した中で、特にテクノロジーセクターが焼畑農業のように焼かれて、下落しています。特にエヌビディアやグーグルは4.5%も下がっています。
大きく値下がりした要因としては以下の2点が考えられます。
- 連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、「利下げを急ぐ必要はない」との見方を示したこと。
- 最近の米国経済指標が好調な中で、トランプさんが進める法人税の引き下げや関税、移民強制送還などの政策によるインフレ再加速の可能性が認識されるようになった。
今後の市場で注意すべきこと
FRBが9月から進めている利下げで現在までに政策金利が0.75%引き下げられています。基本的に金利が低いと企業はお金を安く借りやすくなり、経営状況が改善して株価がプラスになりやすくなります。
今後も順調に利下げが進むことが期待されていた中でのパウエル議長の「利下げを急がない」発言により、期待感が薄れて下落したと考えられます。
また、トランプさんの政策に対する警戒感も認識され始めました。関税政策が実施されれば、単純に今まで仕入れていた海外からの商品が実質値上がりすることになります。また、移民を強制送還した場合、今まで移民に頼っていた安価な労働力がなくなってしまうため、新たに人を雇うために企業は賃金を上げる必要に迫られます。どちらもインフレを引き起こす要因となってしまいます。
2022年にインフレ率約8%となって物価の上昇に苦しんできた米国を、パウエル議長率いるFRBの企業に痛みを伴う高金利政策でようやく3%程に下がってきた2024年。そんな中でトランプさんの政策でもし本当にインフレ率が上昇すれば株価は大きく下落する可能性も出てくるため注意が必要です。
今後の投資方針
様々な情報を伝えてきましたが、今後の私の投資方針は以下の通りです。
- 余剰資金ができ次第タイミングを見ずに「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に一括投資する。
- NISA枠が空いていればNISA枠で購入する。
- NISA枠が埋まっていれば、特定口座で購入する。
- 損失50%以上の大暴落が来ても絶対に売らない。
今週末のように株安円高のダブルパンチで下落したとしても、過去200年程の歴史上、長期視点では株価が下がったままになったことがない米国株式(S&P500)に投資しているのですから、一時的下がっても上昇局面がくるまで待つことができます。
また、下落すれば確かに資産評価額が下がってしまいますが、逆に言えばこれから資産価値が確実に上がるであろう米国株式をバーゲンセール価格で買えるわけです。滅茶苦茶お得!と考えることもできます。
(過去記事参照:【投資(NISA)を始める前に】長期投資について知っておくべきデメリットとメリット【暴落の乗り越え方】)
S&P500に長期投資している限りは、株価は「上がればハッピー、下がれラッキー」でどちらにしてもポジティブに捉えることが可能です。
ただし、このように考えられるのは、全世界株式や米国株式のようなインデックスファンドに投資をしている人だけですので注意しましょう。例えば、個別株や分散が効いていないアクティブファンド、レバレッジファンドなどは最高値から下落した後、ずっと戻らない場合がよくあります。そのような商品に手を出すのはやめておいた方がいいでしょう。
まとめ(特定口座も合わせた結果)
- 現在NISAで360万円投資した結果、評価損益+502,043円で資産残高4,102,085円。
- 今週は全体的に株価が下落。
- インフレが再燃すると大幅に下落する可能性もあるので覚悟は必要。
- 下落しても上昇しても、常に全力買い!
ちなみに私はNISA口座の他にも特定口座でも資産運用しています。それらの結果を合わせた含み益は以下のようになります。
こちらは現在+2,994,198円となっています。こちらの方も情報を整理していつか詳しく伝えられればと考えています。
資産運用結果報告の他にも投資関連の情報も発信しています。画面上部メニューの「NISA(投資)について」も興味があればご覧下さい。
この記事をご覧頂きありがとうございました!